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素材の性質を活かして作ることではないでしょうか。例えば、以前ハイビスカスを使ってせっけんを作ったことがありました。ハイビスカスティーはとってもきれいなルビー色。おまけにビタミンCがたっぷりで美容にはサイコー!でもせっけんに入れたら、渋い黄色に変色してしまいました。ということは、ルビー色のアントシアニンは壊れてしまったわけですし、ビタミンCはアルカリに弱いということもあとでわかりました。反対に、オレンジ色のカロテンは油脂に溶けやすく、変色しにくい成分。レッドパーム油やカレンデュラ・インフューズドオイルに含まれています。これを使えば着色することなく色鮮やかなせっけんができ、カロテンの効能も取り入れることができます。覚えておきたいのは、自然素材は不変ではないということです。オレンジ色のカロテンも、徐々に壊れて色を失っていきます。
あと、酸やアルカリといった性質をうまく使い分けるのも大事ですね。 |